半日赤ちゃん誕生

(ママはコギャル)

出資金の振り込みを確認した後の月曜日から金曜日まではあっという間に過ぎて行った。浩二の事業のための出資金はどんどんと減っていった。そして三郎との約束である真子の赤ちゃんになる約束のことは忘れたように一生懸命働いた。しかし、金曜日の午後ともなるとなにかが違うような気がしてきた。出資金と1週間の時間だけはあっという間に過ぎたが、なにか手応えというものが感じられない。しかしまだ、1週間だからこれからさと思うが不安でもある。まだまだこれからとも思うが、そうすると今度は明日の三郎の家での真子の赤ちゃん役のことで頭が痛くなってきた。
「おむつにおむつカバー、それにベビードレスだ?本当に俺がおむつするのか?」
浩二は自問自答したが、答えは無い。約束してしまい、その代償のような形での事業の出資金はもうほとんど残っていない。明日は真子のいう通りに赤ちゃんになるしかないのかと思うと気が滅入ってしまう。
一方、由美は浩二に着けてもらうおむつ、おむつカバー、ベビードレス、涎掛け、ベビー帽などに始って、女児用のスカートやシャツなどを縫っていた。真子に洋裁はできない。真子は由美へデザイン面でいろいろ注文をつけていた。また、浩二が赤ちゃんになってくれると約束した次の月曜日には由美と一緒に注文家具屋に行き、浩二の体に合わせたベビーベッド、歩行器であるベビーウォーカー、そして乳母車をその週の土曜日には納品という過密スケジュールで特注していたのだ。そのほかにも紙おむつや、ベビー用のおもちゃなどいろいろなものを買いあさった1週間であった。
約束の初めての土曜日がやってきた。浩二は今日の午後に真子の赤ちゃんになると思うとやりきれない。なんで俺がおむつをして女児服を着なきゃいけないんだと自問するが、出資金もほとんど無くなってしまい、断るにはその金を返さなければならないがそんな金は無い。もちろん、公私にわたってお世話になった三郎からの唯一のお願いで土下座までしてもらっては断りにくい。それに知恵遅れの1人娘である真子が不びんで仕方が無いと言われ引き受けてしまったが、やはり断ったほうが良かったのか。
いづれにしても浩二の頭はおむつをするのがいやだが、それを断ることができなというジレンマで頭が堂々めぐりをしていた。
土曜日は10時くらいに目が覚め、そんなことばかり考えているうちに1時間があっというまに過ぎてしまった。三郎の東京の郊外の家までは1時間半はかかる。12時にはここを出ないと間に合わないからもう朝飯兼昼飯を食べて準備しなければいけない。
行くのはいやだが断れない。そのジレンマの中で浩二は体だけは行動をしていた。
三郎の家へ向かう途中の電車の中でもこのままどこかへ行ってしまいたい衝動にかられるが、来週からの事業のこともあるし、ウィークディに呼び出されるのは辛い。今日行くしかないのか、真子の赤ちゃんになっておむつをして赤ちゃん役でおままごとをするのかと思うと本当にやりきれない。
電車から降りてから三郎の家まで歩く途中になると事業のための半日の我慢だと自分に言い聞かせることができるようになってきた。ここで出資金を返せと言われても困るし、三郎への恩返しのつもりで真子の相手をしようと踏切りがついてきた。
「こんにちは、田中です、浩二です。」
三郎の家についてインターフォンで呼び出した。
「いらっしゃい、中に入ってください」
その声と同時に篠崎邸の黒い豪華な門の鍵が開く音が聞こえた。浩二は門を開けて中に入っていった。
庭を通りすぎて和風の玄関を開けると、そこには真子とお手伝いの由美が立っていた。
「いらっしゃい、私の赤ちゃん」
真子はいつもと同じように明るい純真無垢な表情で言った。そこへ三郎が現れた。
「やあ、いらっしゃい。すまんが、真子の言う通りになって遊んでやってくれ」
三郎からもじきじきにそう言われてはもう逃げることはできない。
浩二は真子に手を引かれながら赤ちゃん部屋である真子の部屋へ連れて行かれた。
「こうちゃん、この1週間でこれみんな揃えたのよ、すごいでしょ。みんなこうちゃんが赤ちゃんになるためのものよ」
真子は部屋に新しく入ったベビーベッド、歩行器を見せた。庭には乳母車があり後で見せると言う。さらに由美が浩二の体に合わせて作ったベビー服を見せた。それらはかわいいベビーダンスの中にきれいにしまわれていた。先週の日曜日にいろいろ見せてもらった本当の赤ちゃん用サイズのベビー服はどこにもなく、見るからに大人用のサイズであることがわかる。おむつにおむつカバー、涎掛けベビー帽、ベビードレスなどあるがその数はまだ少ない。洋裁がうまい由美とはいえ、そう多くのものは縫うことはできない。しかし、一通りのものが少なくとも1枚程度は揃っていた。そこへ由美が入ってきた。
「浩二さんの体に合うと思うけど、後で試してみてください。それからベビー服だけではなくて、ミニスカートやブラウスとかも真子さんのデザインで1枚づつは縫えたわ。後で時間を見つけてはもっと作りますね」
そのミニスカートやブラウスも赤ちゃんらしいかわいい柄の布にたくさんのレースがついており、大の男の浩二が着て似合うはずが無いのだが、由美や真子は浩二にぴったりのデザインだと二人で意気投合している。
「こうちゃん、早速赤ちゃんになるためにお着替えしましょ。ねえさんも手伝って」
とうとうこの瞬間がやって来たと感じる言葉が真子の口から出た。
「いいわよ、本当の赤ちゃんより大分大きい赤ちゃんだし、それに最初だから私も手伝いますよ。浩二さんの赤ちゃん姿も見たいし」
由美からも浩二をいたぶる言葉が出てきた。浩二はこのまま何処かに逃げてしまいたかったが、半日の我慢、と自分に言い聞かせるしかなかった。
「大丈夫?こうちゃん」
黙ってしまった浩二を見た真子が言った。
「ああ、大丈夫だよ」
「それじゃ、まず裸になって。自分の洋服は自分で脱いでくださいね。おむつやベビー服は着せてあげますからね。はい、まずは脱いでください」
真子はあっけらかんと浩二に言ってくるが、そう素直に脱ぐのも抵抗がある。
「浩二さん、お手伝いしますね」
何もしようとしない浩二を見て、気が利く由美は浩二の洋服を脱がし始めた。
シャツ、ずぼん、ランニング、靴下と浩二は由美のなすがままに脱がされていった。
「もう、赤ちゃんになってしまったようね。脱がすのも全部私たちがやってあげましょう」
真子も途中からこう言って由美を手伝いはじめた。最後のブリーフも由美があっと言う間に脱がした。浩二は最後のブリーフだけは脱げないと最後の抵抗をしようと思っていたが、由美の手の動きのほうが早かった。浩二はブリーフを押さえることはできず、由美の手でブリーフは下へ押し下げられ、浩二の足元に落ちた。浩二は自分の男の部分を隠すのに精一杯だった。
「はい、赤ちゃん、アンヨをあげてください。足ですよ」
真子は赤ちゃん言葉を使いはじめた。
「そこは隠さなくてもいいですよ。赤ちゃんだから恥ずかしくありませんよ」
由美も完全に浩二を赤ちゃん扱いしてくる。
浩二は手を離すことは止めなかったが、足だけは上げた。真子の手によって浩二のブリーフは取り去られ、浩二は完全に裸になって立っていた。
「布おむつにしようかしら、紙おむつにしようかな、ねえさん、どちらがいいと思う?」
浩二を裸のままにしておいて真子は由美に話しかけた。
「そうね、がんばって布おむつも縫ったけど、一通り縫うほうが先だったから布おむつは1組しかないの。お洩らしをしてしまうと代えの布おむつは今日はないわ。明日からまた縫うから今日は紙おむつにしましょうか。紙おむつならたくさん買ってきたでしょう」
由美からもこのような言葉を聞くとは思わなかった。真子がママ役でおままごとをすればいいはずが、由美もすっかりママ役になっている。
「お洩らしなんてしないさ」
浩二はおしっこや便を洩らすつもりはなかったし、今日、家を出てくるときにしっかり出してきているから大丈夫と思った。
「お洩らしは赤ちゃんの仕事なのよ、そして汚れたおむつを交換するのがママの役目なの。だからこうちゃんはお洩らししなければいけないのよ」
真子は半べそのような雰囲気で浩二に言ってくる。
「だって、家でしてきたし、出ないものはでないさ」
浩二はしてやったしと反論した。
「お洩らしの前にまず、おむつをしてベビー服を着るのが最初でしょ。お洩らしはその次にしましょう。さっき言った通り、紙おむつでいいわね。真子さん」
間に入るように由美が真子をたしなめた。真子は紙おむつを準備してきた。
「ここにこう広げてと」
真子は見よう見真似で紙おむつを浩二の前に広げた。
「はくしょん!」
そのとき、裸のままでいた浩二がくしゃみをした。
「大変、風を引いてしまうわ。早くおむつをしてベビー服を着させなきゃ」
真子は急いでベビー服に靴下、涎掛けなどをベビーダンスから取り出してきた。
「真子さん、今度からは準備をしてからにしましょうね」
「そうね、はい、準備ができました。私のかわいい赤ちゃん、このおむつの上に座ってください」
とうとうおむつかと浩二は思った。17才のコギャルである真子と、浩二とほぼ同じ年齢の由美の前にすっ裸で立っているだけでも恥ずかしいのに、さらにおむつをさせられる。とうとうおむつをいなけれないけないのかと思うと情けなくなる浩二だった。
「お父様との約束でしょ。早くしてください。この紙おむつのここに座ってください」
真子はさらに言ってくる。
「浩二さん、真子さんのためにしてあげてください。ご主人様を呼んできましょうか?」
由美は三郎を呼ぶとまで言って急かしてくる。浩二は仕方ない、あきらめざるを得ないかなどと思いつつ1人で立ち続けている。
「お父様を呼んでくる!」
真子は半べその状態で由美に言った。
「わかったよ。座りますよ」
浩二は三郎には頭が上がらないし、ましてや恩人の三郎におむつをする姿などみて欲しくない。しかたなく紙おむつの上に座ることにした。
「これでいい?」
浩二は紙おむつの上に座った。真子と由美はさらに紙おむつの上に座った浩二を寝転がし、紙おむつの位置を確認した。
「浩二さん、手はもう離してください」
浩二は自分の急所を手でずっと隠していたが、その手も由美によって退けられてしまった。
「立派なおちんちんなこと」
由美はあっけらかんと言った。
「こうちゃんは女の子の赤ちゃんだからこれは要らないけれど、取るわけにもいかないね」
17才の真子は処女には間違いないだろうが、男性の性器を目の前にしても動じない。
「そうね、ご主人さんと同じ位ね」
由美も平気で言う。
実は真子は今でもときどき父である三郎と一緒に風呂に入るのである。三郎の一物を何回も見ているので別になんでもないのだろう。もちろん三郎が誘って入るわけではない。知恵遅れの娘とはいえ17才のコギャルの体は立派な女の体である。真子が一緒に入ろうと誘いがあるので真子の願いを叶えるために入っている。お手伝い兼妾である由美も当然三郎の一物は知っている。
真子は浩二の足を両側に開き、尻側から急所にかけて紙おむつをかけた。そして浩二の腹の両側から紙おむつをへその所へ持っていきそこで紙おむつのマジックテープを閉じた。
「こんな感じかな」
真子は人形におむつをすることになれていたので、無難に浩二にも紙おむつをすることができた。浩二は肛門から急所にかけて伝わる紙おむつの感覚を味わっていた。別にブリーフが厚くなったと思えばそれまでだが、股間のその感触はなんとなく浩二の急所を大きくしていた。
真子はそれから女児用の靴下を浩二に履かせ、ベビードレスを取ってきた。
「こうちゃん、はい、おむつはできましたよ。今度はドレスですよ。はい、起っきしてください」
真子に浩二は起こされベビードレスの袖を通し始めた。そうされながら浩二は自分の下半身にある紙おむつをみた。そこには股間に感じる今までに無い感触を持たしている紙おむつが本当にあった。
「あーとうとう紙おむつをしてしまった」
浩二は自分の心の中で言った。しかし、そこには今までに感じたことの無い股間の感触がなんとも言えない気分に変化し始めているのも事実であった。感触に加えて今まで赤ちゃんがするものであるという固定観念の紙おむつを自分がしている。なにか、急に甘えたいような気持ちの芽生えでもあった。
「スカートタイプのベビードレスだからおむつを交換するのも大丈夫ね。それに超ミニスカートタイプだからかわいいわ」
真子はベビードレスを浩二に着させながら由美に言った。
「そうね、ベビードレスはぴったり寸法が合って良かったわ」
浩二はそれから涎掛けをさせられ、ベビー帽をかぶり、最後におしゃぶりを口に咥えさせられた。
「ハクション」
浩二はまたくしゃみをした。裸でいた時間が長かったのか浩二の体は大分冷えていた。
「ねえさん、写真とろうよ、初めての赤ちゃんですもの」
真子は浩二の口から飛び出たおしゃぶりを元の口に戻すと言った。
「写真は勘弁してくれよ」
浩二は反論するが、容赦はされない。
「だめよ、記念ですもの、ねえ、ねえさん」
紙おむつが見えるように、おしゃぶりをした浩二を真中にして真子と由美は浩二の両側になり、ポーズを変えて何枚もカメラのリモコンのスイッチを入れる真子であった。
浩二は自分が赤ちゃんに戻ったような気持ちでカメラに収まっていた。
 

 
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