2.ファッションショー

「ファッションショーと言っても数着のおむつカバーとロンパースを着替えるだけよ。かわいいポーズをして写真を撮りましょうね」
「もうこれで十分です」
恵子は恥ずかしがりながらロンパースの短いスカートから丸見えのお尻の部分を気にしている。そして太股から足元まで生の肌が露出しているのも気にしている。同じ女性の前とはいえ、下半身の大きな露出度が大きいことに困惑している。
「恵子さん、そのままそこに座ってね」
恵子は躊躇しながらもリビングの床に腰をおろして両足を斜めにした。赤ちゃんが正座をするのはおかしいと思ったのでそうしてみたが、他の座り方も思いつかなかった。
「恵子さんは赤ちゃんだからアグラをかくイメージで両足をすこし前に出して内側に曲げてみて」
恵子は左足を前に出して少し内側に曲げてみる。そして背中側に曲げていた右足も前に出して内側に曲げてみる。
「そうそう、そんなイメージよ。それから両手を前に出してみてね」
恵子は布おむつで少し窮屈なお腹を感じながらも両手を前に出してみる。
「いいわ、そんな感じよ」
「恵子さん、そのままで哺乳瓶を抱えてミルクを飲んでみてね」
恵子は哺乳瓶を由樹から受取ると少し頭を上げてミルクを飲んでみる。カシャカシャとデジカメのシャッター音を聞きながらもそれを無視するように恵子は赤ちゃんに成り切っていた。
「いいわ、かわいいわよ」
「じゃ、次はハイハイね。恵子さん、そのまま起きて手と膝をついて少しハイハイしてみてね」
恵子は恥ずかしがりながらもゆっくりとハイハイをしてみる。膝が固い床にあたって少し痛いが少しずつハイハイをしてみる。
「恵子さん、お口を開けてね、おしゃぶりよ。おしゃぶりしながらハイハイを続けてね」
恵子は口を開けておしゃぶりを咥えるとまたハイハイを続けた。由樹の方に着くと今度は美樹の方へと少し離れた間を数回ハイハイを続けた。
「恵子さん、じゃ、お着替えしましょう。お着替えと言っても今度はロンパースを脱いでおむつカバーのままでね」
「それは少し。。。」
「赤ちゃんは恥ずがしがらないのよ」
恵子の意思とは別に、由樹は恵子のロンパースの肩から、美樹はロンパースの股のところのホックを外し始めている。
「あの、すいません。恥ずかしいです」
「赤ちゃんはそのままにしていればいいのよ。ほら、おむつカバーだけの恵子さんよ。もう一度赤ちゃん座りをして、哺乳瓶からミルクを飲みましょうね」
恵子はおむつカバーのだけの姿で赤ちゃん座りをすると哺乳瓶を手に取ってミルクを飲んでいく。さっきと同じようにまたハイハイをしながらおしゃぶりを咥える。
「恵子さん、かわいいわ。おむつカバーだけの恵子さんも可愛いわよ」
恵子は恥ずかしくて下を向きながらハイハイをしていると、美樹が少し厳しい言い方で言う。
「恵子さん、チャンと前を見ながらハイハイしてね」
突然の厳しい言い方に恵子は顔を上げると少しはニコニコしながらハイハイを続けた。
「いいわよ、じゃ、今度はおむつカバーを替えましょうね。今はピンクだから今度は真っ赤にレースを付けた豪華版のおむつカバーよ。じゃ、早速お着替えしましょう」
由樹は恵子は横に寝かすとピンクのおむつカバーを外していく。そしてレースがたっぷりと付いている真っ赤なおむつカバーに替えるとまた、恵子は赤ちゃん座りにハイハイを続けさせられた。その後、黄色にウサギのアップリケが入ったおむつカバーにも替えられ赤ちゃん座りにハイハイをすると恵子は膝の痛みを覚えた。
「あの、すいません、膝が痛いです」
「そうね、今度はおむつカバーだけの姿でモデルさんのように歩いてみましょうか」
「えー、そんなことできません」
「いいのよ、そのままの姿で歩いてみればいいのよ」
恵子は仕方なく、立ちあがると黄色のおむつカバーだけの姿にもじもじしてしまうが、美樹の言葉通りに少しずつ歩いてみる。
「こんな歩き方しかできませんけど」
「いいのよ。それで赤ちゃんらしくていいわ。流行りのファッションのモデルさんじゃないから心配しなくていいの。そのまま哺乳瓶も手に持ってそしておしゃぶりを咥えて可愛くあるいてみましょう」
恵子は哺乳瓶を左手に持ち、右手でおしゃぶりを口に咥えた。すると由樹がガラガラを恵子に右手に渡した。
「いいわ、それでもう一度歩いてみて」
恵子はおずおずと歩き始めた。右手を少し振りながらガラガラの音をさせながら部屋の中を歩いて見せた。
「はい、もういいわ。赤チャンの運動はお終いにしましょう。ベビーウォーカーの中で少し休んでね」
恵子は目の前に差し出されたベビーウォーカーに足を入れ、腰を下ろすと一息ついたという感じでようやく落ち着いた。しかし体を動かしている間は感じなかった尿意が体が落ち着くと共に強烈に襲ってきた。ハイハイをする前に感じていた尿意が体を動かすことで薄れていたが、体を動かしながらも哺乳瓶から利尿効果のあるサプリメント入りのミルクを飲んでいた効果が襲ってきた。恵子は動かしていた体が落ち着くと体が冷えてきたと同時に身震いをした。その姿を美樹も由樹も見逃すはずがなかった。
「恵子さん、おむつのファッションショーの間はお漏らしは我慢できたようだけど、もう終わったからお漏らししていいのよ。今日初めてのお漏らしができたら新しいおむつに替えてあげますからね」
「いえ、大丈夫です」
「そんなことないと思うわよ。それにこれからお出かけするから。出先でおむつ替えの方がいいかしら」
「え、それは嫌です。でもどこに行くのですか」
「ファッションショーパート2という感じかしら」
「えー外でおむつ姿は嫌です」
「安心してね。今度はちゃんとしたお洋服よ。でもきれいな服をお漏らしで汚すのはよくないでしょ。だから、外でお漏らししないように家で一度すっきりしましょうね」
恵子は説得されるのも仕方ないが、説得を受けるまでもなくもう尿意が限界だった。ベビーウォーカに入っているおむつの中で恵子は少しずつお漏らしを始めていた。
「恵子さん、もうお昼だからランチをしてから行きましょうね」
「ええ」
恵子はその返事をしながらも溜まっていたおしっこをおむつの中に放出していた。暖かい液体がバスタオルに吸収されているのが分る。普通の布おむつに比べてべっとり感は少なく感じたが、おしっこが全部放出されるとバスタオル特有のべっとり感が襲ってきた。
「あ、あの、おしっこが」
恵子は恥ずかしがりながらも、濡れて気持悪いおむつに耐えかねてお漏らしを訴えた。恥ずかしさに比べてやっぱり大人の自分が排泄の処理を他人に依頼することが悲しいが濡れて気持悪いおむつには耐えられない。
「恵子さん、ちょっと待っててね。濡れて気持悪いでしょうけどランチの準備ができたらすぐに替えて上げるわ。今回のおむつはバスタオルだから吸収性がよくてちょっとくらい大丈夫でしょ」
前回のようにお漏らしをしたらすぐにおむつを替えてくれると信じていた恵子は以外な顔をして我慢するしかなかった。だが、濡れたバスタオルはおむつカバーの中で容赦なく恵子の下半身を蒸らし続けていた。
由樹と美樹は平気な顔をしてキッチンへと行き、おしゃべりをしながらランチの支度をしているようだった。恵子はベビーウォーカの中で座る部分が股に食い込むのを避けようとしてもがくが狭いベビーウォーカの中では身動きも難しい。ベビーウォーカーから自力で脱出しようとすると美樹が戻ってきた。
「あら、元気な赤ちゃんね。ベビーウォーカから脱出しようとしているの?」
「だって、股に食い込んで気持悪くて」
「そうね、じゃ、今おむつを替えてあげるからベビーウォーカから出ましょうね」
恵子は美樹の手を借りて狭いベビーウォーカから抜け出た。いつの間にか由樹も戻って来ていて替えのバスタオルのおむつを手に持っている。
「恵子さん、バスタオルのおむつへのお漏らしはどんな感じ?」
「えー、やっぱり濡れて気持悪いです」
「バスタオルだから少しは吸収性がよくて紙おむつのようにいい感じと思ったけど」
「普通の布おむつよりかはいいと思いましたけど濡れてどっぷりという感じです」
「そう、じゃ、おむつを替えましょうね」
由樹は替えのおむつカバーを敷くとその上に替えのバスタオルのおむつをセットした。そして恵子のおむつカバーのホックをひとつづつ外していき濡れたバスタオルのおむつを外していく。プーンとアンモニアの匂いが立ち込めていく。由樹はそんなことにはお構いなしに汚れたバスタオルをビニール袋に入れるとお尻拭きで恵子の下半身をきれいにしていく。お臍から股、そして女性自身にお尻までも由樹の手にゆだねてきれいにされていく。そして白いシッカロールをたっぷりを付けられると替えのおむつセットが恵子のお尻の下にセットされて、恵子はその上にお尻を下ろす。
「恵子さん、足を広げてね」
恵子は由樹の手で少し広げられた両足の力を抜いてなすがままにされている。由樹はおむつを股からお腹の方へ敷き、おむつカバーを閉じていく。ホックを閉じて紐で結ぶとそこにはかわいいウサギのアップリケが笑っている。
「さ、できた。今日はうさぎちゃんに見守られたおむつカバーですよ」
「恵子さん、かわいいわ」
「じゃ、恵子さん、後はロンパースを着せてあげるわね。そしてランチしてからお出かけしましょうね」

 

おとなの赤ちゃん返り
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