3.キッズ写真館

恵子はバスタオルのおむつでプックリと膨らんだお腹にミニスカート付きのロンパースに涎かけの姿でベビーチェアに座ってパスタのランチを食べ終えた。すかさず由樹が近寄ってくるとハンカチで恵子の口元についたパスタのトマトソースを拭いてくる。
「自分でできます」
「恵子さんは赤ちゃんだからそのままでいいのよ。後はミルクを飲んでからお出かけしましょう。今日のロンパース姿はかわいいわよ。そのままでお出かけしましょうね」
「え、このままですか」
「そうよ、女の子の赤ちゃんらしくてかわいいわよ」
「でも、お腹が脹らんでいるし、太股から足元まで丸見えだし、それにブラもしていないし」
恵子は改めて自分のプックリと膨らんだお腹と太股から足元まで何もないこと、そして胸元にいつもあるブラがないことに不安を抱く。
「そうね、体は大きいからロンパースからバストが見えるとよくないわね。こんなこともあるかと思って特注のブラをオーダしておいたのよ。かわいらしいブラよ。付けてみて」
由樹は恵子の肩からロンパースを外すとフリルのたくさん付いたベビーシャツを脱がした。由樹はいつの間にかキテイちゃんが付いている可愛らしいブラを手元から取ると恵子のバストに付けていく。
「いいわ、かわいいわ。これなら安心でしょ、さ、行きましょ」
「でも、足元が丸見えで」
「それはそのままよ。ベビーカーに乗って、車で移動すれば問題ないわよ。さ、行くわよ」
恵子はバストに付けてもらったブラで多少の安心感が出てきたことは確かだが、下半身がむき出しなことにまだ不安を持っていた。ためらっている恵子に美樹が安心感を与える言葉を出す。
「恵子さん、足がむき出しなのはホットパンツを穿いたと思えば問題ないし、顔は恵子さんとは思えない顔にお化粧しているから大丈夫よ。ね、さ、行きましょう」
恵子はしぶしぶ仕方ないかと思いつつもまだ、どこへ行くのかを聞いていないことに気づく。
「あの、この恰好でどこへ行くのですか」
「キッズ写真館よ。そこで写真を取りましょう」
「写真館ですか」
「そう、キッズとか赤ちゃんとか幼児とかの専門の写真館よ。そこで、特注のお洋服を着てファッションショーのように写真を取ってもらいましょう」
暗黙の合意をしたような雰囲気になった恵子を連れて、美樹と由樹は恵子をベビーカーに乗せてキッズ写真館に向かった。

「いらっしゃいませ」
かわいい赤ちゃんから幼児までのかわいい大きな写真が飾られた店に入ると受付から元気な女性店員の声がかかった。
「予約しています日奈森です」
「はい、お待ちしていました。今日は赤ちゃんのお写真ですね」
「ええ、赤ちゃんとそれにかわいいドレスも持ってきましたので、幼児用の写真もお願いします」
「はい、かしこまりました。それで赤ちゃんは」
店員は赤ちゃんのロンパースを着ている恵子をチラチラと見ながらも大きな体だから違うのだろうと不思議に思いつつ由樹に聞く。
「この子よ」
由樹は恵子を指差すと恵子は思わず下を向いてしまう。店員は恵子のおむつ姿のプックリと脹らんだお腹とミニスカート付きのロンパース姿をまじましと見てしまう。
「そ、そうですよね」
店員は下を向いている恵子を見ながら愛想笑いをしながら受け応えをする。
「この子のおむつ姿を赤ちゃんのポーズで数枚と、ドレスを2着持って来たのでそれを着させて数枚の幼児写真をかわいい背景で撮って欲しいの」
「はい、かしこまりました。では、こちらのスタジオへどうぞ」
店員は3人を奥のスタジオへ案内する。スタジオには何もない無地の床と壁の小さなスペース、可愛い出窓がある遊びスペース、そして女王様が座るようなゴージャスなソファがあるスペースの3つがあった。
「では、最初はこちらの無地のお部屋で赤ちゃんのお写真はいかがでしょうか。床と壁の色は照明でお気に入りの色にある程度調節できますので、お好きな色をおっしゃってください」
「そうね、赤ちゃんはまだ何もない状態ということね」
「そうです。赤ちゃんの場合はこちらが、一番人気です」
「そう、じゃ、それでお願いします。で、色はやっぱり白かしらね。おむつカバーは真っ赤だからいいと思うの」
「ええ、色が際立っていいと思います」
「じゃ、ちょっと待ってね。この子をおむつ姿にしますから」
由樹は恵子が着ているロンパースを脱がそうとする。恵子は見知らぬ店員におむつ姿を見られるが嫌で思わず由樹から逃げようとするが、由樹は恵子の肩をしっかり押さえる。
「恵子さん、かわいい赤ちゃんの写真を撮ってもらいましょう。恥ずかしくないのよ。外からは見えないから、ね」
恵子は押さえていた手の力が抜けると由樹は恵子が着ていたロンパースを脱がした。ロンパースが肩から外れ、腰も通り抜けると足元に音もなく落ちた。店員は恵子のおむつ姿を見てはいけない物をみるようにじっと見ている。恵子はシャツに真っ赤なおむつカバーだけの姿になっていた。そしてそのおむつカバーはバスタオルのおむつでプックリと脹らんでいる。
「さ、涎かけをしてね。おしゃぶりも忘れずにね。さ、そこへ座って、恵子さん」
恵子は由樹のなすままに無地の床に座りこんだが、とっさに正座としてしまう。
「あら、赤ちゃんが正座なんておかしいわ。足を崩して真ん中で組むようにして。でも男性の胡坐のようではなくて少し前に足を出してゆったりとしてね。そう、そんな感じよ」
「奥さま、照明での色はこんな感じでいいでしょうか」
由樹と美樹はスタジオから少し離れて恵子を見てみる。そこには白い無地の背景に真っ赤なおむつカバーとシャツに包まれた赤チャンの恵子が可愛らしく座っている。シャツには白い大きな涎かけがあり、白と赤のコントラストが目に飛び込んでくる。
「いいわ、これで撮ってください」
「はい、じゃ、赤ちゃん、こちらを見てくださいね、はい、チーズですよ」
恵子は恥ずかしがりながらもカメラの方を向くと、カメラマンの別の女性がカメラを構えている。カシャ、カシャとシャッター音がスタジオに響く。少しずつ角度を変えたり、アップにしたりと写真が撮られていく。
「はい、じゃ、今度はそこに寝てみましょう」
恵子はそのまま後に寝てみた。プックリと膨らんだおむつカバーがお腹で目立っている。カメラマンの女性は恵子の横から、そして真上から、斜めからと次々とシャッター音を響かせながら写真を取っていく。そして、子供をあやすようにして恵子を笑わせる話術も達者で恵子はいつの間にか満面の笑みを出しながら写真を取られていく。
「あ、そうだ、哺乳瓶からミルクを飲んでいる写真もお願いします」
「はい、かしこまりました。赤ちゃんもポーズしているとお腹がすきますよね。どんどん飲んでくださいね」
恵子は照明で少し暑いスタジオで喉の渇きが出てきていたので、思わず哺乳瓶からゴクゴクと飲んでいく。だが、今は真夏の季節で暑いスタジオには当然、少し強めの冷房も入っている。だが、照明に照らされている恵子はむしろ暑さを感じていて哺乳瓶からのミルクの水分がとってもおいしかった。
「いいお写真が撮れましたよ、では次はドレス姿ですよね」
「いえ、その前にこのロンパース姿もお願いします」
由樹は恵子にここに来るときに着ていたロンパースを着させるとまた、座った写真と寝ころんだ写真を取ってもらう。
恵子はまたまた同じポーズをロンパース姿でしているとおむつカバーだけよりはいいにせよ、女性カメラマンの顔を見ることができない。それでも巧みなカメラマンの話術でカメラのレンズを見ながらしっかりほほ笑みを作って写真に収まっていた。カメラマンが一通りの写真を撮り終えると由樹を見る。
「では次はドレス姿ですよね」
「ええ、そうです。ではドレスを着させますね。ドレスはミニとロングの2種類持ってきました。ミニのドレスは出窓のある部屋で、ロングドレスは少しおしゃまにそのソファで座った写真がいいわ」
「はい、かしこまりました。では、お着替えをお願いします」
「すぐ、着させるわ。おむつのままドレスを着させるだけですから」
由樹はロングのドレスを恵子に着させるとソファのあるスタジオへ向かう。恵子は白いレースで作られたゴージャスなロングドレスに身を包んだ。腰には真っ赤な大きなリボンがありたっぷりのフリルがゴージャスな雰囲気を醸し出している。恵子は太股を隠してくれたロングドレスに気がついていなかったことに気付いた。ロングドレスは太股を暖かくしてくれて今まで感じていなかった寒さをようやく隠してくれた。スタジオには冷房が入っていたが、スタジオの照明でむしろ暑く感じていたのだが、恵子の体は冷え切っていたのだ。さらに哺乳瓶から利尿効果のあるサプリメント入りのミルクを飲んでいる。ロングドレスで少し暖かくなった体が冷え切っていたのを感じると恵子は強烈は尿意で身震いをした。
「あら、恵子さん、寒いの?」
「え、いえ、大丈夫です」
「冷房が入っているから気を付けてね」
「はい」
はい、と言つつも恵子は激しい尿意と戦いながら写真を撮られることになった。ロングドレスを着て恵子はゴージャスなソファにあるスタジオへ向かった。
「このソファに座って少しは大人びた感じのお姫様気分で写真を撮ってもらいましょうね」
恵子はソファに腰掛けるとカメラマンの言葉に応じていろいろとポーズを取り始めたが、少し体を動かしては激しい尿意を押さえながらの笑顔を作るのが精いっぱいだった。
「こんどはおしゃぶりをお口に入れてね」
足を組んだり、立ったままの姿とかいろいろ写真を撮り終えるとようやく最後のパターンになる。
「お客様、では最後のドレスを出窓のある遊びスペースでおとりしましょう」
「はい、ではまた着替えさせますね」
由樹は恵子のロングドレスを脱がして、今度はミニのドレスを着させる。ミニのドレスも白いレースに腰にピンクの大きなリボンがあり、全体にフリルがたっぷりと着いたかわいいドレスだ。恵子はそのデザインは正直に可愛いと思ったが、おむつカバーがミニのドレスからチラチラと見えるのが恥ずかしかった。これでは、恥ずかしいおむつカバーが丸見えと同じ状態だった。太股はもちろん、立ったままでも少しおむつカバーが見えている位のミニのドレスだった。
「恵子さん、おむつカバーが見えていて赤ちゃんらしくていいわ」
恵子はミニのドレスの端を持って少し下へ引っ張るがそれでおむつカバーが隠れることはなかった。それよりも太股を暖かくしていてくれたロングドレスが無くなったことで恵子の体に冷房の冷気が襲った。ただでさえ、激しい尿意と戦っていたのに、さらにその冷気は追い打ちをかけてきた。さっきまでは照明の暑さで冷気は影響していなかったのが嘘のようだが、長い時間冷房の利いた部屋で太股を出したままでいれば当然のことだった。
「あ、あの」
恵子は尿意に耐えながらもじもじしながらおしっこ、と言いたくなるが口ごもってしまう。
「恵子さん、どしたの。最後のミニのドレス姿を可愛く撮ってもらいましょうね」
「え、ええ」
由樹は恵子を出窓へ誘導すると後はカメラマンに任せる。恵子はまたもじもじしながらポーズを撮り続けようとするが、もうそろそろ限界だった。ポーズを取りながら笑顔を浮かべながらも激しい尿意と戦っていたのも遂に限界だった。恵子は立ったまま少しずつおしっこをお漏らししては必至に止めていたが、少しでも洩れたおしっこは容赦なくさらにバスタオルのおむつを濡らしてそれがまた冷えてきて尿意を激しくさせる。
「はい、こちらを見てください。チーズですよ」
恵子は最後の力でおしっこを我慢しながらチーズと言う。カメラマンは移動しながら恵子をいろいろな角度から撮影していく。カメラのシャッター音が途絶えたと瞬間、カメラマンの声が恵子にはうつろげに聞こえた。
「はい、これでお終いです。お疲れ様でした」
その声を聞いた途端に恵子はもう我慢の糸が切れていた。勢いよくおむつの中におしっこを放尿を始めていた。恵子は立ったままで放心状態で何も言わず、目からは涙がこぼれていた。
「恵子さん、もう終わったのよ。大丈夫?それともお漏らしかな?」
由樹は意地悪く恵子に声をかける。ようやく放尿が終わった恵子は由樹の顔を見るとさらに涙をこぼしていた。
「あ、あの」
「恵子さん、お漏らしね。今おむつ替えてあげるから、泣かないのよ」
「で、でも」
恵子はきれいなこのスタジオでおむつを替えてほしくはないけれど、トイレでは狭すぎるだろうし、かと言って濡れたおむつのままでマンションまで帰るのも大変だ。由樹は店員を呼びとめると小さな声で話し始めた。
「この子がお漏らししたみたいで、ここでおむつを替えていいかしら。次の方はもういらっしゃるのかしら」
「おむつをここで替えるのですか?いいですよ。次のスタジオを使う時間までにはまだ時間がありますので。大変ですね。大きな体をしているのにね」
店員は恵子の顔を見ると同情心と優越感に満ちていた。由樹はお礼を言うと早速おむつ替えの準備に取り掛かかる。
「この子は今、バスタオルのおむつをしているの。吸収性はいいみたいだけど、かさ張るのと少しべっとりとお尻に着くようで気持悪いらしいの。スタジオは汚しませんので、ここでおむつ替えをさせてもらいますね」
由樹は恵子のミニのドレスを脱がすと、スタジオの横に恵子を寝かしておむつカバーを外していく。
「パチ、パチ」とおむつカバーのホックを外す音がスタジオに響くなかで恵子のおむつが外されていく。べっとりと濡れたバスタオルのおむつを外すと恵子は思わず両手で目を覆った。そんな恵子の姿を店員もカメラマンがじっと見ていた。由樹はそんなことはお構いなしに汚れた恵子の股をきれいにしていき、シッカロールを付けると替えのおむつを当て始めていた。替えのおむつカバーですっかりきれいになった恵子を起こすと由樹は店員を呼びとめた。
「おかげさまで替えることができました。じゃ、後は大きく伸ばす写真を選んで料金をお支払いしますね」
「はい、こちらへどうぞ、パソコンに表示しますので、大きくプリントする写真を選んでください」
由樹と美樹、それに恵子は別室で写真を選ぶとようやく写真館を後にした。
「ねえ、美樹、3時のお茶用にケーキを買って帰りましょうよ」
「ええ、いいわね」
恵子を乗せたクラウンは街の中のケーキ屋を目指して行った。

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紙おむつを穿いてオナニーをした後の保男は布おむつを探したが店には置いていないことに気付いた。ネットで探してみると結構出てくるがネットでは自分の名前も住所も店に公開することになることが嫌だった。別に理由は年寄の介護のためにすればいいのだから問題ないと思うがなかなか踏み切れない。そこで保男は毎日の大学に行く時も紙おむつを穿いて出かけるようになった。布おむつが手に入らないため、優しくおむつを替えてくれる人もいない寂しさが大きくなっているので、せめて毎日おむつを穿いていたいという気持ちだった。パンツ式の紙おむつだから小便の時は紙おむつをずらして用を足していた。このままおむつの中にお漏らししたいという欲求もあったが、やっぱり臭ったり、おむつが重くなってズボンの中で膨らんだ落ちたりしたら大変だと思って大学にいる間はすそうやってすごした。だが、大学の講義も終わり帰り道の途中の公園のベンチで本を読んでいると保男はおしっこをお漏らししてみようと思った。思わず周りを見渡すと幼児を連れた親子がいるだけだ。
ベンチに座りながら本を読んでいるが、お漏らしのことを考えたらもう本の文字などどうでもよかった。
もし、ここでお漏らししてもズボンは汚れないよね、そして家に帰ってシャワーを浴びれば何の問題もないよな、自問自答して何も問題ないと思うと、保男は本を読んでいるポーズのため、ページを少し捲っては元のページに目をやった。だが、もう文字は目に入ってこない。保男は目を閉じるとそのままもよおしていたおしっこを少し出した。暖かいおしっこが下半身を濡らすが紙おむつが吸収してくれているようだ。
「保男は赤チャンだから、おしっこはお漏らししてもいんだよ。おしっこが終わったらまた、オナニーもしてもいいんだよ」
保男は自分に言い聞かせるとまた踏ん張ってみる。一瞬止まっておしっこがまた出始めた。今度は勢いで下半身が暖かく濡れていく。
「あー出ている」
保男はお漏らしながら嗚咽を穿くと、これでいいんだ、俺は赤ちゃんなんだから、と繰り返し言い聞かす。おしっこが終わると手に持っていた本を閉じた。そのまま汚れたおむつのまま少しの間、空を眺めると本をカバンにしまう。
「さ、お漏らしの赤ちゃん、家に帰っておむつを替えような」
自分に言い聞かしてワンルームマンションに帰った。マンションに着くとパンツ式の紙おむつを脱いでシャワーを浴びた。おしっこはかなり吸収されているが、それでもやはり清潔にしておきたい。
シャワーを浴びてまた、パンツ式の紙おむつを穿いてみる。布おむつへのあこがれはなかなか実現手段がないが、保男は今度はテープ式の紙おむつを試してみようと思った。テープ式のほうがパンツ式よりおむつらしいし、布おむつに近いかもしれないなどと想像していた。トイレはどうしたらいいだろう。保男は真剣に考えるが別に難しいことではない。個室に入って一時的におむつを外せばいいだけだ。
保男はそれでいい、と思うと近くのスーパーへと向かった。
 

おとなの赤ちゃん返り
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