おむつ交換
(リストラだ、私は赤ちゃんになりたい)

光江は最初の哺乳瓶に作った水割りに利尿剤と下剤を入れていた。以外にも和夫は最初の水割りを哺乳瓶使い急ピッチで飲んでしまった。和夫の体の不安と同時に酒に酔った状態での利尿剤と下剤の効き目がどうなのか心配でもあったが、和夫のお洩らしをしたおむつを交換してあげられるかもしれないという期待にも胸が膨らんでいた。次の水割りは和夫の目の前光江が作った。作っている間にも光江は赤ちゃん言葉を和夫に浴びせてくる。
和夫は酔った気分と赤ちゃん気分でだんだん我を忘れつつもあった。
「はい、お代わりができたわよ、お口をあーんして」
光江はおしゃぶりを取り上げると水割り入りの哺乳瓶を和夫の口に入れてきた。しばらく飲んだところで、光江は哺乳瓶を取り上げた。そしてまた自分の乳首を出してきた。
「はい、また母乳ですよ」
「水割りの方がいいよ」
和夫は哺乳瓶を咥えようとした。光江は困った顔をしたが、少し考えてこう言った。
「じゃ、今度は水割りの母乳はどう?」
そういうと光江は和夫の口を自分の乳首に咥えさせ、そして、哺乳瓶を乳首に近づけ和夫の口に入れた。和夫の口には光江の乳首と哺乳瓶があり和夫はうれしそうに両方を吸ったのだ。光江はなんだか自分が母乳を出しているような気分になり、和夫のベビー帽を被った頭を撫でていた。
急に和夫のお腹から“ぐー”という音がした。おならではなく、腹が空いているわけでもない。さきほどの下剤が聞き始めてきたのだ。下剤や利尿剤のことなど全く知らない和夫はかまわず何もなかったようにいやその音を無視しするように水割りを飲み、お代わりを続けた。
「まだ、お腹が減っているのね、ミルクをたくさん飲みなさい」
光江はこの“ぐー”という音が下剤の効いてきた証拠と思った。そのことを知られないようにするためにも和夫を酔わしてしまうことが必要と思い、水割りを和夫に与え続けた。
20分もすると和夫はかなり酔ってきていた。そして尿意と下痢に近い便意がかなり強くなってきていた。“ぐー”や“きゅーる”などの音が2、3分おきぐらいに出るようになってきたが、和夫はかなり酔っていて、しかも光江の膝枕で赤ちゃん気分のままトイレにはあまり行きたくなかった。それに悪いものは食べた覚えはないし、光江は平然とママに徹している。着たことも無いロンパースで太股や膝以降を素肌でだしており、冷えたのかもしれない、自然に収まるだろうなどと酔いにより眠気も手伝っていたが、ぼんやりとそんなことを思っていた。
乳首に哺乳瓶からの水割りを垂らしたりもしながら、それを和夫がおいしそうに飲むことが光江は気にいったらしく、おしゃぶりを咥えさすことより飲ますことが多くなっていた。光江も和夫のお腹の音に気づいているのだろうが、あまり、そのことには言及せず、和夫に飲ませ続けた。
さらに大きいな音が和夫のお腹から聞こえてきた。尿意もそろそろ限界だ。ビールを飲んだわけでもないのに、今日はトイレが近い。おまけにお腹ももう便意も限界だと思った和夫は起きあがろうとした。
「どうしたの、かずおちゃん」
和夫はすこし、顔色も良くない。酒でホンノリ赤かった顔に冷や汗まで掻いて落ち着かない。
「あーちょっと飲みすぎたよ、うぃ、それに足もとから冷えたのかな、うー、トイレに行ってくる。。。」
光江は来るべき瞬間が来たのだと思った。このまま和夫をトイレに行かせてはいけない。なんとか、ここでお洩らしをさせ、念願の汚れたおむつを交換してあげようと思っていた。
「大丈夫よ、ママがここに居ますからね」
光江はかまわず和夫をまた膝枕に横にさせ、哺乳瓶を和夫の口にいれようとする。和夫は限界だと思われるような身振るいをし、さらに和夫の意思とは無関係にさらに大きいな音が和夫のお腹から聞こえてくる。
「もう、だめ、うぃ、トイレに行ってくる」
和夫は哺乳瓶をとり払いもう一度起きあがり、さらに立ちあがろうとする。光江はこのチャンスを逃してはいけないと思い和夫の手を力一杯引き座らせようとする。
「もう、限界なんだ、トイレに行ってくる、うぃ」
和夫はかなり酔ってもいた。そしてもう一度力を入れて立ちあがろうとした。そのときに光江も必死だった。
「行っちゃだめ」
光江もそう言いながらさらに力をこめて和夫が立ちあがろうとするのを阻止し、そして和夫に覆いかぶさるようにして和夫をあお向けにさせ、そしてその上に光江はうつぶせになるようにして乗り、和夫を抱きしめた。
「行かないで、赤ちゃん、ここでお洩らししていいのよ」
「いいかげんにしてくれ」
と言って男としての力で起きあがろうとしたとき、下半身にも大分力が入った。いままで我慢に我慢していたものが“ぶり、ぶり“と音を立てて肛門から出ていた。

明らかに和夫は下剤の強烈な便意にとうとう耐えられなくなって出るべきものがすこし間を空きながら出てしまった。肛門がゆるむとそれと同時に小のほうも限界になっていたものが勢いよく出てしまっているのがわかった。
「あー出ちゃったよ、洩らしちゃったよ、うぃ」
和夫の上に乗っている光江は何も言わずに和夫を抱きしめつづけている。
「いい子よ、お洩らしていいのよ、ママがきれいきれいしてあげるからね」
そんなやさしい言葉とたまりに溜まっていた尿意と便意、そしてかなりの酔いからか、和夫はすっきりしていく自分が認識できていた。とうとうやっちゃったという気持ちと赤ちゃんとして洩らしてもいいのよという言葉が入り組み合い出て行くべきものが出て行くのが快感にもなりそうな気持ちにもなっていた。いくら酔っていても、和夫にはまずいここで止めなければいけないという気持ちももちろんあった。しかしその気持ちはかなりの酔いと光江のやさしい赤ちゃん言葉でかなり薄れていたのであった。しかし、我慢に我慢にしたものの勢いは簡単には止められないほどの力で出て行ったのだ。
数分したのだろうか、和夫のお腹から音もしなくなったとき、光江は和夫の上から退き、和夫の横に座った。
「かずおちゃん、うんちした?少し臭うわね」
光江はわかりきっていることを和夫に言った。
「君が俺の上に乗っかったから、もう限界だったのにトイレに行けたのに、君のせいだからな」
「いいのよ、かずおちゃん、きれいきれいしてあげるから、ちょっと待っててね」
和夫はおむつをされているのだから、男の急所や肛門を見られることにはもう羞恥心が薄れていたが、おしっこやうんちまで光江に見られるのはさすがに恥ずかしかった。和夫はトイレで始末をし、風呂場で尻を洗おうと立ちあがろうとした。
「だめよ、そのままにして、うんちがおむつから洩れて部屋を汚したら承知しませんよ」
急に光江の口調が厳しくなり、和夫にばちっと言った。いくら酔っている和夫としてもおむつの中に洩らしてしまったうんちがわからないわけではない。しかもまるで下痢のように水分が多いうんちであることもうんちをおむつのなかにした張本人がわからないはずがない。このまま立って部屋を歩いたら部屋、トイレなどにうんちが洩れてしまって汚れてしまうかもしれない。それを自分できれいにするのはいやだし、光江に迷惑も架けたくない。かといってこれから光江がやろうとしていることもわかる。しかし、それでは和夫の汚いものが見られてしまう。どうしたもんかと思いつつもどうしようもできない。これが本当の赤ん坊であったら、柔らかいうんちだろうがなんだろうが、動ける赤ん坊なら動いてしまうだろう。はいはいするかもしれないし、もう動きまわれる体の赤ん坊もいるだろう。
しかし、和夫にはそういうふうに動いたら本当に柔らかいうんちがおむつから漏れてしまい、自分の体もこの赤ちゃん部屋もうんちで汚してしまうかもしれない。そんなことを考えて動きたくても、動けない和夫だった。
「かずおちゃん、いい子ね、今きれいにしてあげますよ、それまではこのおしゃぶりね」
光江はのんきそうにおしゃぶりを和夫の口にいれ、着替えのおむつ、オムツカバー、ロンパース、それからウェットティッシュ、シッカロールなども用意していた。光江はまるで、この時間を楽しむかのようになかなか和夫のおむつをきれいにし始めようとはしない。
「おれ、トイレで流して、風呂場で洗ってくるから」
小便と柔らかい便で汚れたおむつをしたままではどうも気持ちわるい。気持ち悪いのは当たり前なのだが、自分でどうしようもできない今のこの環境では光江に断ってからいかなければならない雰囲気になっていた。
「そのままで居なさいって言ったでしょ、部屋が汚れたら大変よ、汚したらお仕置きですよ」
別に光江のお仕置きが怖いわけではないが、和夫はどうしようもできなく、光江が交換するのを待つしかなかった。
光江は和夫のうんちが全て出るのを待っていたのだ。おむつ交換中に再度うんちを洩らされるのはいやだし、おむつ交換をした後すぐまたうんちを洩らされるのもいやだったのだ。だから、光江は和夫をじらすようにしてそのままの時間を楽しんでいたのだった。
おむつ交換の準備は全て終わったように見えるのだが、光江はおむつ交換しようとはしない。かといって自分でトイレと風呂場できれいにすることには異様なまでの言葉を発してそれを許さない。
和夫はだんだん冷たくなってくるおしっことうんちを気にかけながら、光江の次の言葉を待った。
光江はそろそろかなと思い、寝たままの和夫の足をひろげさせた。その広げさせた足の中、すなわち和夫の急所の前の位置に光江は座り、急に急所のところに顔を寄せてきた。ロンパースの下にあるおむつカバーやおむつを確かめるように手であちこちと確認し、そして鼻で臭いを嗅いだ。
「お、くちゃい、くちゃい、一杯うんちしたのかな、もう出ませんか?さ、おむつ交換しましょうね」
光江はさらに言葉で和夫を焦らしたが、この言葉の後にロンパースをはずし、おむつかばーをはずし始めた。和夫は恥ずかしくどうしようかと思ったが、どうすることも出来ず、何も言うこともできず、まるで赤ちゃんのように光江のなすがままになっていた。
光江は手際よく、カバーをはずし、汚れたおむつを開いた。
「ま、一杯したわね」
和夫はもう恥ずかしくどうしようも仕方ないのだが、今動けばまさしくうんちで部屋を汚してしまいそうだ。光江は和夫が今あてているおむつでできる限り、小便とうんちをとり、そして今度はウェットティッシュで和夫の急所やお尻、それに肛門までもきれいにふき取った。和夫は恥ずかしくて仕方なく、かつこんなことまで光江にやってもらい、もう光江には頭があがらないと思っていた。光江は相変わらず赤ちゃん言葉を連発しながら、今度はシッカロールをはたき、新しいおむつとおむつカバーをあてがった。
「はい、おむつ交換終了ね。いい子だったわね。これからはいつもこういう風におむつのなかにするのよ、ママがいつでもきれいにしてあげますからね、トイレはもう使用禁止よ。あなたは赤ちゃんなんだからトイレはいらないし、おむつの中にすればいいのよ、わかったわね。」
やさしい言葉があると思えば、トイレ使用禁止などの厳しい言葉も出てくる。和夫は一度してしまった失敗と、光江のやさしいおむつ交換の手際良さに正直楽だったと思った。自分がトイレでうんちを始末して風呂場できれいにすることも、なかなか見えにくい肛門とかお尻を洗うにもみんな光江が手際良くやってくれた。そんな変な気持ちにもさせられてしまった和夫であった。
「今日は始めてのお洩らしとおむつ交換でしたね、うまく出来ましたね、今日はもう大分遅くなってきたから寝ましょうか?」
和夫はしたくもないお洩らしとされたくも無いおむつ交換にむーとしていた。ウィスキーの酔いも大分覚めてきていたが、光江の言うと通り睡魔も出てきていた。
「かずおちゃん、今日はうまくお洩らしできたわね、もう出来たんだから、さっきも言ったけど、明日からはトイレは禁止よ、いいわね」
「そんなー、あれはむりやり君が」
「むりやりではなくて洩らしたのはかずおちゃんでしょ、私が抱きついたくらいでお洩らしでは仕方ないでしょう、いつでもおむつ交換はさっきみたいにしてあげるの、わかるわよね、トイレはもうだめよ、はい、よ、はい、と言いなさい」
光江の仕組んだ利尿剤と下剤のことを和夫は知らない。かなり苦しかったことも事実であるが、さっき洩らしてしまった感覚は今でも覚えている。その後赤ちゃんとしておむつ交換され、尻の穴まで見られてしまった後ろめたさもあり、さらに光江に赤ちゃんとして甘えたいという気持ちもあり、はいと言いたいのが、そこまでは踏切りがなかなかつかない。
「はい、と言いなさい」、“ばし”
光江はこの言葉と同時に和夫のお尻をおむつカバーの上から思い切りひっぱたいた。
「いてー、はいよ」
つい、言いにくい言葉を光江の暴力を理由にして言ってしまった。和夫は自分が赤ちゃんのように扱われはじめていることに気づき、同時にリストラや再就職のいやなことはだんだん考えないようになってきていた。
「いい子ね、かずおちゃん、それでは今日はもう寝ましょう」
光江はパジャマとして今日買ってきたネグリジェを出してきた。
「かずおちゃんは女の子ですからね、そして赤ちゃんでしょう。だからおむつ交換がしやすいようにネグリジェがいいと思うのよ。パジャマではズボンを脱がさなきゃならないけど、ネグリジェなら捲ればいいでしょ。寝ているときもあなたのおむつのことを心配しているのよ、わかったわね、いつでもお洩らししていいのよ、そしてトイレはもうだめよ」
和夫はスカートもネグリジェも同じだ。裸で寝るよりはいいと思った。明日からトイレ禁止だ?ふざけんなと思いつつもこのまま光江の言う通り赤ちゃんになろうか、返事もしてしまったし、なんと言っても、リストラや再就職のことが忘れられるのがいいと思った。
和夫はそんなことを思いながら光江の気の済むようにネグリジェを着させてもらって寝てしまった。
 

 
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