すかーとめくり

その3

次の日曜日、朝の尿意で目覚めると幸いおねしょはしていない。トイレに行き自分でおむつを外すとそのまま股おむつは下に落ちてしまうと考え、おむつの右脇から急所を出すとおしっこをする。用を足すとまたおむつを整えてまたベッドに入る。ふと時計を見ると朝9時だった。
おむつを当てられたのは何年ぶりだろう、昨日の夜に、懐かしいでしょう、と言われて肯定も否定もできなかった気持ちは何なのだろう。小学校6年生から始まったおねしょでおむつを当てられ中学3年までおむつを当てられた経験は懐かしいがあまり思い出したくない。しかし、今おむつを当てられた下半身を感じると気持ちが高揚してくる。するといつもの自慰のように左手を股間に伸ばす。ネグリジェを捲りあげて臍のところからおむつの中に手を入れる。そして亀頭をこすったり金玉と呼ばれるが実は楕円形の物体を確認しながら、包茎の急所を弄ぶ。和也は恋愛経験もその次の女性との経験もまだない。インターネットのアダルトサイトもときどき見るが実際の経験はない。だがそんな画像から性行為を想像する。すると、もう少しでいってしまいそうになる。いつもなら枕元に置いてあるティッシュを3枚重ねて押さえて放出するが、今日はおむつを当てているからおむつの中に出してちゃぇと思う。さらに想像をたくましくし、左手でのしごきを増すと絶頂を迎える。すかさず左手をおむつの中から抜くと、急所から白い液体がおむつのなかに放出される。左手で今度はおむつの上から急所を押さえておむつに白い液体を吸収させる。
男性にとっての自慰は100メートル全力疾走にも等しい体力を消耗する。和也はネグリジェを下に下ろすとそのまま眠りに落ちてしまう。

「和也、もう12時よ。お昼ごはんを作るから起きなさい」
芳江はなかなか起きてこない和也の部屋に入りながら和也を起こす。だが、和也はまだぐっすり眠り込んでいる。
「仕方ないわね、おねしょはしていないでしょうね」
芳江は和也の布団を足元から捲ると腰のあたりで止める。芳江はネグリジェを捲るとおむつの中に手を入れる。そこにはさっき放出された和也の白い液体がこびり付いていると同時におしっことは違う生臭い匂いが漂っている。普通のおしっこに比べて量は格段に少ないが白い液体はネトネトしているのでまだよく吸収もされていない。
「あ、和也、おむつに漏らしたわね、おむつ替えてあげるわね」
芳江は和也の布団を元に戻すと居間に戻って紙おむつ1枚を手に取る。既に起きていた恵子は、やっぱり、という顔で芳江の様子を伺う。
「和也、やっぱり漏らしたわ」
「また、おねしょが始まったの、仕方ない子ね」
「今日は白い方だったけど、臭うからおむつ替えてあげるわ」
芳江と恵子は和也の部屋に向かう。起きなさいと小声で言いながらもまずはおむつ交換を優先させる。和也の布団を足元から捲り、ネグリジェを上げ、おむつを外していく。上半身に布団がかかっていても、おむつも外されて下半身が丸出しになればいささか寒さを感じる。芳江は手早くおむつを当て直すと和也のネグリジェを下ろして布団をもう一度かけてやる。すると今度は上半身部分の布団をめくり上げる。
「もうお昼だから起きなさい」
和也は何をされたか途中から気付き始めていた。だが、手早いおむつ交換のため、抵抗する間もないまま下半身への布団がかけられたので何もなかったように振る舞う。
「和也、またお漏らししたわね」
「今日はしていないよ。9時にトイレに行ったよ」
「だって、ほら、ここが湿っているわよ」
芳江は汚れた和也の紙おむつを和也の目の前で広げると、汚れた部分を指で指す。和也が当てた紙おむつは女の子用のため、男性の急所の部分の吸収体は少ない。そのため、和也が放出した白い液体はまだ、おむつに吸収されずに残っていた。
「それは」
と、和也は言いかけるがその先が言えない。それはおしっこじゃなくてザーメンだ、と言いたいが、女性の母親と姉の前ではその言葉を躊躇してしまう。芳江はお漏らしを認めさせるとおむつを丁寧に畳んで居間に戻り始める。
「もうお昼ご飯だから起きなさい、ほら、仕方ないわね、着替えさせてあげるから。ブラジャーの付け方は昨日の夜、寝る前に練習した?今日はネールサロンに行くわよ」
矢継ぎ早にいろいろなことを恵子から言われると和也はどうしていいかわからなくなってくる。ブラジャーの付け方の記憶もおぼろげだ。
「今日は、昨日買ったピンクのブラジャーを付けてあげる。お揃いのショーツは男性自身が目立っちゃうし、和也はおむつだから見るだけにしておきない」
恵子は和也にブラジャーを当て、ブラウスを着させその上にカーディガンを着させる。プリーツスカートを穿かせてハイソックスを穿かせると紙の毛をカールしているカールを外していく。そしておかっぱの髪の毛をブラッシングしていく。
「ほーら、かわいい女の子になったわよ」
「和也、恵子、お昼ご飯にするわよ」
居間の方から芳江の声が聞こえてくる。恵子は和也のおかっぱの髪の毛をなでながら肩を抱くと、ご飯食べよう、と手を取って居間に向かう。
お昼御飯を食べながら日曜日のお昼の定番のテレビ番組を見ていると時間が立つのは早い。食後もいつものお気に入りの新婚さんいらっしゃいの番組を見終わるともう1時半に近い。
「さ、和也支度しようか」
「もう着替えさせられたよ」
「そうじゃなくて、腋毛よ。きれいにしなきゃ」
恵子は自分の部屋から家庭用脱毛機を持ってくる。剃刀で剃る方法もあるが、最近は家庭用のレーザによる脱毛機が販売されている。少し高価だが、恵子は自身の体毛が多いので、エステに行くより安いと思い使用していた。
「ほら、きれいになったでしょ」
脱毛機であることは和也に知らせず、簡単に腋毛がきれいになっていくことを和也に説明する。両方の腋毛をきれいにすると恵子は和也のプリーツスカートを捲り始める。
「ねえさん、もうスカートを捲るのは止めてよ」
「おむつを一度外すわよ。コッチの毛もきれいにしないと。おむつを穿いた赤ちゃんには似合わないでしょ」
「そんな」
恵子も芳江は構わず和也のおむつを外し、陰毛の脱毛も始める。和也の股を開けさせ、股の奥の毛もきれいにしていく。落ちた黒い毛が白い紙おむつの上でだんだん増えてくる。和也は抵抗したいが女性2人の前で急所をさらけ出している陰毛をきれいにされていると思うと急所も委縮してしまう。だが、急所の奥や金玉の袋の部分まで触られて処理されていると、しだいに気分がおかしくなってくる。陰毛の脱毛が終わるころには和也の急所は急激に大きくなっていく。
「あら、さっき漏らしたばかりなのに、また白いおしっこが出ちゃうかな?」
芳江は和也をからかうように言う。芳江もそんな和也の急激な急所の変化に脱毛を終え、まじまじと見る。女性2人に大きくなった急所を見つめられているのに気付くと和也は急所を両手で隠す。
「あらま、紙おむつが毛だらけになってしまったわ。おむつ替えなきゃね」
「あ、母さん、出かけるから股おむつじゃなくて花柄のパンツ式おむつがいいわ」
「そうかい?股式のほうがいいと思うけど」
「出かけるから股式だと少し目立つでしょ。それにおむつ交換するときに外だとパンツ式のほうが楽だわ」
和也の気持ちもわからず、芳江と恵子は和也のおむつの種類で盛り上がる。和也はもうおむつは終りかと思っている。もしかして万が一のおねしょが始まったかと思いおむつを当てて昨夜は寝たが昼間はもう要らないと思う。しかし恵子も芳江も昨日の昼間から外でお漏らしがあったし、家にいても朝から白いおしっこのお漏らしをしたのだからとおむつを強制する。
有無を言わさず、花柄のパンツ式を穿かされ、恵子は和也に軽く化粧をすると、出かけるわよ、と芳江に声をかける。気がついてみれば芳江も恵子も出かける準備はもうできているようだ。
「3時の予約よ。銀座に安くていいお店があるの」
ネールのお手入れと簡単なアート付けならそれほど高くはない。最近はニューハーフではない男性芸能人もネールアートを楽しんでいる時代だ。和也の爪はあまりきれいとは言えない。華奢な体つきなので、指も細いが爪の手入れはしたほうがいい。

 

大人の赤ちゃん返り
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