ショートショート

桜満開の夢


桜が満開です。1年に一度の良いシーズンですので桜満開の中での瞑想です。
「きれいな桜ね、満開だわ、ね」
ママと二人で桜満開の公園のベンチに座っている。僕は、黙っていたが、少し体に武者震いが走った。桜は咲いてもまだ少し肌寒いのだ。
「あら、もしかしてお漏らし?、少し寒くて体が冷えたかな」
ママは僕のおむつカバーの中に手を入れると、やっぱりという顔でやさしく微笑んだ。
「おしっこお漏らしね、大丈夫よおむつ替えましょうね」
ママはベンチから立ち上がると僕をベンチに横に寝かせます。
「パチ、パチ」
布おむつをたくさん抱えてるオムツカバーのホックが一つずつ外されます。プーンとアンモニアの臭いのする布おむつを外すとウェットティッシュできれいにしてくれます。そしてシッカロールで僕の大事なものとお尻は真っ白になります。そこへハラハラと1枚の桜の花弁が落ちて来ました。
「あら、白いシッカロールの中に桜の花びらが一枚だわ、あらもう1枚落ちてきた、きれいね」
ママは感激して僕の下半身をじっと見ています。
「そうだ、このままおむつを当ててしまいましょう、桜の押しおむつだわ、次のおむつ交換の時に桜の花びらが出てくるのが楽しみだわ」
ママは桜の花びらをそのままにして布おむつを当てて、おむつカバーを閉じていきます。周りには桜の花びらだけ、僕とママの楽しい桜に囲まれたおむつ交換のひと時でした。

 
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